こんにちは!yuuです。
大学を卒業し、技術系人材派遣会社いわゆるSESに入社して1年が経ちました!
この1年間、どのような研修や業務を行っていたのか、コンプライアンスに引っかからない程度に話していきます。
入社前(大学4年後期)
入社前の準備期間として何回かちょっとしたビジネス研修を含めた歓迎会的な会社の集まりがありました。またこの時期に2社ほど派遣先との面談(面接?)が始まります。面接時のエントリーシートを基に営業さんが「ここなら派遣させてもらえるかな」と、まだまともな研修もやってなくプログラミング知識もない自分が早速派遣先とマッチングされます。
自分は文系でプログラミング経験なんてないので、せめてものアピールとして「エクセルで関数を使って家計簿とか作ることが得意です」とエントリーシートに書いてました。それを見た営業さんがエクセルで資料を作る業務なら受け入れてもらえるだろうと、プログラミングのプの字もでてこない派遣先を選んだそうです。
プログラミングがしたくて入社したのに、あまりにもイメージと離れていたので面談後に「プログラミングができる業務がしたいです」みたいなことを言ったら、そのエクセルをやる業務はキャンセルとなりました。(派遣先がNGだしたのか、営業さんがNGだしたのかはわからない)
「必ずプログラミングの業務につけるわけじゃないんだな」と察しました。よくネットで、「客先常駐は案件ガチャ」と目にしたことはありましたがこういうことなんだなと今更気付きました。。
4月〜9月
研修はPCで受けます。ネット教材です。コロナ渦に入ったこともあり、基本在宅で、週2、3日出社というかたちでした。派遣先が決まるまでは正直「あれ、おれまだ大学生だっけ」と勘違いするほど楽でした。ただただ資格とかの勉強をしてるだけなので。
5月あたりまでは、社内システム研修やビジネス研修、パワポやエクセルの研修といった社会人の基礎トレーニング。6月、7月はITパスポート、基本情報技術者の学習をしていました。そのカリキュラムが終わると、待ちに待ったプログラミングの学習が始まります。外部のプログラミングスクールに行ってマンツーマンで教えてもらいました。
まず始めにJavaを習い、次にPythonを習いました。基礎から応用までひと通り教えてもらいましたが、正直60%ぐらいの理解しかできませんでした。
この研修期間中にも裏では営業さんが派遣先とコンタクトをとっていて、アポイントが取れ次第、営業さんと面談に行きます。面談が通らなければまた研修期間に戻されます。
研修の進捗度に関係なく、決まったら即派遣というスタンスらしいです。早い人では入社前から決まってたりします。
研修期間毎日、朝礼、夕礼と画面越しに同期が集まる機会があり、日が経つにつれ少しずつ人数が減っていくのを見て「あの人派遣先決まったんだな」と察してました。
もちろん自分も3回くらい派遣先との面談に行きました。
ほとんどが資料作成、ヘルプデスクといった技術を伴わない業務でした。面談でやる気がない、マッチしてないと判断されたのか、ことごとくNGをくらう。中にはプログラムを扱う業務もありましたが、自分のレベルとあまりにもかけ離れていたため決まりませんでした。
最初20人ぐらいの同期と研修をしてましたが、気づけば自分入れて5人ほど。。
10月~3月
入社から半年、やっと派遣先が決まりました。
正確には派遣ではなく委任業務(受託業務?)といって他の会社に派遣されるのではなく、他の会社の業務を自社の業務として持ち帰り、自社内で業務をするという派遣会社ではまれなパターンの業務です。(詳しくはネットで調べてください)
業務内容はプログラム言語でつくられた数あるシステムの改修業務。自分1人でやるのではなく、自社の社員数名とグループになって業務をやっています。
と!、以上が文系でSESに入社して1年目の活動内容でした。
案件ガチャについて感じたこと
技術系人材派遣会社(SES)に入社して1年。
ネットで見る「どこに派遣されるかで全然ちがう」「案件ガチャ」というのは正しいと感じました。
とくに文系卒でプログラミング知識がない人、なかなか派遣先が決まらない新入社員に関しては、営業サイドからは、「とりあえず簡単な資料作成やヘルプデスクに行ってもらって、プログラム系の業務に就きたかったら資格をとってアピールできるようにしてください」と技術社員の意見は聞かず、とにかく早く派遣先にさばきたいという印象でした。
もちろん資料作りやヘルプデスクに派遣されても、業務の暇な時間にプログラミングの知識をつけることができて、それもそれで良いと思います。しかし、初めからプログラムを扱う業務に就いて、OJTというかたちで業務をしながら知識をつける方が断然プログラムへののみ込みが早いし、短期間で熟練プログラマになれます。
自分は全然派遣先が決まらなかったものの、最終的にはプログラムを扱う業務に就くことができました。これは営業さんがたまたまその時とった案件が、たまたま自分がやりたいような業務で、面談をした相手とたまたま馬が合ったからです。
運が重なって今やっている業務があるとは思いますが、その中ですこしでもプログラムを扱う当たり案件を引く確率を上げることはできると思います。
自分はプログラミングがやりたくてSESに入りました。なのでやりたくない案件の面談にぶち当たったときは自然と無能そうなオーラを放っていたのかもしれません。(営業さんには申し訳ないんですが)反対にやりたい案件の面談では、気合を入れて望んでました。こういう感じで、ある程度は良い案件にたどり着ける確率を操作することができます。(営業さんには申し訳ないんですが)
あと情報系の資格があればあるほど、営業さんはプログラム系の会社に紹介しやすくなるので、おのずと当たり案件につける確率が上がります。特にプログラミング知識のない文系の人ほど、資格を持っていることはとても重要だと感じました。
おわりに
以上、新卒文系がSESに入社して1年目の振り返りと案件ガチャについて思うことでした。
プログラミング志望で就活をしている方、SESに入社しようか考えている方、この実体験が参考になれば幸いです。個人的にSESは文系、IT知識がない人にとってはスキルを身につけるうえで良い環境だと思います。だって勉強しながら給料がもらえるって最高じゃないですか。
今後も何か思うことや進展があったら記事にしていきます。それでは!
「役立つ!見やすい!読みやすい!わかりやすい!」を心がけて、
色んなこと発信していきます!